【聖なる泉】グラン・セノーテとセノーテ・イキルの違い
- 2015/9/11
メキシコのカンクン観光で、チチェン・イツァ同様、たくさんの人が訪れるセノーテ。
セノーテとは
セノーテとは、ユカタン半島の石灰質の土地が陥没し、地下水脈が露呈した場所のこと。”聖なる泉”という意味を持ち、海水はあってもなかなか飲水になる真水がなかったこの付近の土地において、豊富な真水を得られる場所というには本当に貴重でした。
それゆえに聖なる泉と呼ばれたことも納得。長年、人々の営みを支えてきた、まさに神々が住む神秘の泉です。
グラン・セノーテとセノーテ・イキルの違いは?
セノーテの中で有名なものが「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」。現地のオプショナルツアーの中には、両方行くものもあれば、どちらかだけ行くプランなどもあり迷ってしまいます。自分もどっちに行ったらいいのか迷ってしまい、もし失敗したら嫌だと思い両方のセノーテにも行くプランを選択しました。
実際に現場に行きその魅力を肌で体験してきましたので、その違いを説明します。 (ブログや旅メディアでも間違えて載っている場合が多々あります。)
まず「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」の場所ですが、「グラン・セノーテ」はカンクンから海沿いに南西に車で2時間ほど下っていったトゥルム遺跡の近くにあります。
一方、「セノーテ・イキル」は「グラン・セノーテ」から北西にこれまた車で2時間ほど行った世界遺産チチェン・イツァのすぐそばにあります。ちょうど二等辺三角形のような位置関係ですね。
グラン・セノーテとは
グラン・セノーテ(グランド・セノーテ)は、澄み切ったキレイな川のようなセノーテ。ウェットスーツを着てシュノーケリングをしながらセノーテ内を回ったり、ダイビングを楽しんだりできます。セノーテ内には魚が泳いでいたり、鍾乳洞を見れたりと、洞窟探検のようなドキドキを楽しめます。
さらにここの名物は水に光が降り注いでできる「太陽のカーテン」を見られるところ!セノーテと言えばこの光のカーテンをイメージする人も多いので、これを見たい方はこの「グラン・セノーテ」に来るのが良いでしょう。ちなみに水中カメラを持ってくると、撮影もできて素敵な思い出ができます!
セノーテ・イキルとは
セノーテ・イキルは世界遺産チチェン・イツァのすぐ近くにある有名なセノーテ。こちらは縦に深く地底につながる穴が空いているといったイメージのセノーテ。蔦が垂れ下がっていて神秘の泉というイメージにはぴったりです。
レストランや更衣室なども併設されていますので非常に便利です。森の奥に沸いた泉というより、観光地という感覚が近いです。またチチェン・イツァの近くということもあり、とにかく混んでいます。泉に浮かんで神秘的な世界に浸る…ということはなかなか難しいかもしれません。
でもここでしかできない売りは、5メートルの階段の上から泉に飛び込みダイブできるところ!このアトラクションのような体験をしたい方は、セノーテ・イキルに行くのが良いのではないでしょうか?
両セノーテの特徴の違いまとめ
■グラン・セノーテ
神秘の川・シュノーケル・ダイビング・鍾乳洞・光のカーテン・空いている
■セノーテ・イキル
神秘の泉・飛び込み・レストラン・チチェンイツァから近い・混雑
ご自分のイメージにあったセノーテを選んで、一生に一度は行きたい神秘の泉を満喫しましょう。
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