マンハッタンのド真ん中にある便利な100均「Jack’s」とは?
- 2016/12/2
出張の行きの飛行機で老眼鏡を壊して困ったら?
日本は驚くくらい百均(100円均一ショップ)が充実してきましたよね。国内出張で何か忘れ物をしたときも、出張先の繁華街に行けば必ず百均の全国チェーンがあるので、文房具(ペンやノート、ハサミなど)や日用品(綿棒からばんそうこうまで)など、現地で必要になったアイテムを簡単に手に入れることができます。
ところがアメリカには逆に百均がほとんどありません。いや20年くらい前まではどの都市に行っても99セントショップがあったものですが、その後アメリカでは急激にインフレがすすんだため99セントではやっていけなくなり閉店してしまいました。価格を99セントのように固定してしまうとインフレには対応できないのです。
おかげでアメリカ出張のときに何か忘れ物をしていくとコンビニなどで買うことになります。だからやや割高になります。先日も行きの機内で寝ている間にうっかり老眼鏡を踏み潰してしまったのですが、現地のコンビニで老眼鏡は12.99ドル!日本なら百均で買えるのにと思ってちょっと残念な気がしました。
しかし幸いなことに今回の出張先はニューヨーク。実はマンハッタンのど真ん中にだけ、巨大な百均が生き残っています。
なぜかニューヨークの中心部に百均が!
それは「Jack’s」という99セントショップ。 http://www.jacksnyc.com/
マンハッタンに3店舗だけですが、45番通り(45thストリート)、40番通り、32番通りの3か所に大きな店舗を運営しています。45番通りのお店はタイムズスクエアから歩いてすぐ、32番通りは百貨店のメイシーズやユニクロ、H&Mなどのファッション店舗が集中するエリアの近くなので、ニューヨーク市内に宿泊される場合はとても便利なところにあります。
そしてこのお店には老眼鏡も様々な度数の商品がちゃんと販売しています。ですからここに行くことで、機内で壊してしまった老眼鏡の代わりがゲットできました。
出張で何か忘れ物をしたときに調達をする場所としては結構便利だと思います。ただ、日本の百均と違う点があるので、その注意を記しておきましょう。
便利に使うために知っておくべきことは?
物価の違い
まず理解すべきは物価の違い。為替レート上は日本の100円がほぼアメリカの99セントと同じなのですが、実際はアメリカの方がインフレが進行しています。アメリカで99セントというとそれほど良い商品が買える値段ではありません。
実際アメリカのマクドナルドでバリューミールを注文すると税込で9ドルはかかる(日本では650円くらい)ように、一般的にアメリカで日本の100円の品質の商品を買う場合は、1.5ドルから2ドルはかかると思ったほうがいいでしょう。
品質は良い
なのでアメリカの百均の商品は残念ながら日本と比較するとかなりしょぼいです。店内には全国展開している有名ブランドの商品はほとんどありません。歯磨きも消臭剤もスナック類もみな聞いたこともないブランドの商品ばかりです。ただ面白いことに使ってみるとこれらの商品はそれほど品質は悪くはありません。
文房具に注意
ただ気をつけたいのは文房具。アメリカは基本的に専門店で購入しても文房具は日本よりも品質が低い商品が多い。特に紙はだめです。それが99セントなので文房具についてはあまり期待しないほうがいいでしょう。
とはいえ、旅先で使い切ってしまうだけの代替品でしたら99セントショップで十分です。ニューヨークに出張して忘れ物をして困った場合、一度、中心街にある「Jack’s」を覗いてみてはどうでしょう?
この記事にグッときたら
いいね!しよう
行ってわかった賢い旅行情報をお届け!
Twitterでトラベリスタしよう!
Follow Follow @onsen_tv