【プライオリティパスで!】ベルギー・ブリュッセル国際空港Diamond Lounge Aの詳細レポート
- 2016/11/26
目次
シェンゲン圏を行き来するのに最適な空港・ブリュッセル空港でトランジット
ヨーロッパ旅行中、ベルリンからバルセロナまで移動する際、ブリュッセルにトランジットすることになりました(ブリュッセル航空利用)
ちょうど5時間ほどあったので、ブリュッセル空港でプライオリティパスで利用できるDiamond Lounge Aを利用することに。
このDiamond Lounge Aは、ヨーロッパ内のフライト(シェンゲン協定エリア内のフライト)の利用者のみが利用できるターミナルAにあります。ヨーロッパのどこかから飛んできた方、これから飛ぼうとする方のみ利用できます。
ゲートを降りて別のターミナルまでわざわざ移動する必要がないので、時間にとらわれず、簡単に移動できました。ブリュッセルは、北は北欧諸国、西にフランスやスペイン、東にドイツなど地理上多くのヨーロッパ諸国に囲まれているためか、ヨーロッパほぼ全土行きのフライトが多くありました。
空港自体もそこまで大きくなく、シェンゲン圏を旅する方にはとても使いやすい空港だなと感じました。
Diamond Lounge Aの場所はターミナルA ゲートA42付近
このDiamond Lounge A最寄りのゲートはA42。まずはA42を目指して歩きましょう。歩いていくと、トヨタ車の展示エリアとピンクのスムージーのお店が見えてきます。このスムージーのお店の横に、
ラウンジがある2階まで行けるエスカレーターがあります。
この赤いサインがDiamond Lounge Aのサインです。
エスカレーターを登ったところにはこのような表示が。プライオリティパス以外にも、様々な航空会社の上級会員が使えるようです。見た感じ、スカイチーム加盟会社の割合が高いような。
エスカレーターを上がって右側に進んだ突き当たりがDiamond Lounge Aです。すりガラスの大きな自動ドアが目印です。
インテリアと設備をチェック!
■ホワイトとナチュラルウッドでまとめられた北欧モダン系のインテリア
こちらは入室すぐのカウンターエリア。受付のおじさまがとってもダンディーでした。全体的にナチュラルカラーのウッドマテリアルにホワイトでまとめられた、明るめのモダンインテリアが素敵です。
ところどころ観葉樹もあり、とてもリラックスできる空間でした。受付は英語が通じますが、どちらかというとフランス語のアクセントが強い方が多いみたいです。ホールのスタッフさんたちも英語よりはフランス語を話している方が多かったです。
フロント横の壁。こちらもウッドウォールで高級感を感じられます。こちらのラウンジもフライトインフォメーションの放送がありませんので、各自フライトスケジュールを確認しておく必要があります。
私たちのフライトはアクシデントが起こったようで、バルセロナ行きのフライトが2時間遅延していました。また、他のキャンセルになった便の方を呼びに来たグランドスタッフの方が入室し、「xx行きの方はいらっしゃいませんか〜!」とずっと対象便の搭乗者を探し回っていた様子も印象的でした。
こちらのラウンジのフライトインフォメーション言語は、英語・オランダ語・フランス語の3ヶ国語でした。英語が出てくるまで少し時間がかかるのもあってか、オランダ語とフランス語が分からない私には少し見づらかったです。
こちらのインフォメーションを見ていると、結構な便数に遅れやキャンセル、ゲートチェンジが短時間で更新されていました。飲み物やご飯を取りにいく際などこまめにチェックしておいた方がいいかもしれませんね。フライトインフォメーションはここだけでなく、室内の目立つ場所に数カ所あるので安心です。
フロントの裏にはこのようなブックシェルフも。結構高さがありました。
ブックシェルフの前には一人掛けソファとちょっとしたダイニングテーブルのエリア。ここで爆睡されている方が多かったです。ラウンジで寝ると寒いかな、と思いましたが、冷房はそこまで強くなかったので、上着を多めに持って来る必要はなさそうでした。
その横にはバースツールが並ぶエリアと窓際のカウンターコーナーが並びます。
ちょうど天気がよく、ブリュッセル市街地の方まで見渡すことができました。
カウンター下にコンセントもありますので、パソコン作業をしながら外の景色を楽しむことができます。
このエリアから眺められるのは、ヨーロッパ内を中心に飛ぶライアンエアーやイージージェットなどの格安航空会社の発着エリア。滞在中何百人もの乗客の方々がこの長いレーンを歩いているのを目にしました。結構歩かなきゃいけないんですね…。
窓際エリアの隣は、ミールコーナーを挟んでこのようなスツールとダイニングテーブルのエリアが広がっています。このエリアではミーティングや電話をする方が多かったです。
日本国内のラウンジでは通話専用ルームが設けられているくらいなのに、マナーモードなし、通話し放題の環境はとても新鮮でした(笑)
中にはイヤホンなしで動画を観始める方もいらっしゃいました。日本ではありえないことでも、ヨーロッパでは普通なのかもしれませんね。
数時間このラウンジにいましたが、30分に数回は着信音が大きく鳴り響いていましたので、音が気になる方にはちょっとうるささが気になってしまうラウンジになってしまうかもしれません。
スツールエリアの奥にはころんとしたファブリックのスツールや、座面低めのソファが並ぶリラックスエリアが広がります。お子様連れやカップルがここのエリアに多くいました。
ここからは1Fのゲートやブリュッセル航空、スイス航空などのレガシーキャリアの離発着の様子が見えました。このエリアを左に進むとレストルームがあります。
このエリアの隅にコンセントを発見!窓の縁とスツールの高さがちょうどよく、パソコン作業もはかどりました。私たちが利用したお昼から夕方の時間帯は利用者も多く、ときどきWi-Fiが途切れることもありましたが、ネットサーフィンやメールの確認なら問題無い速度かと思います。
ラウンジ全体の席数は100席を超えているとは思いますが、利用した日(平日)の14時〜15時に利用者が集中し、空席を見つけるのが難しかったほどでした。複数人で来る予定のある方は、なるべくこの時間帯を外した方がいいかもしれません。
■ホットミールは少ないが、サラダやパンが充実
ミールコーナーはラウンジの中央部に大きくスペースを取ってあります。
ミートボールのトマトソース煮込み。結構1つ1つが大きかったです。臭みもなく、食べやすかったです。
もう1つのホットミールは人参のポタージュ。ほんのり甘みがありとても美味しかったです。そばにクルトンやフライドオニオンのトッピングもあったので食感も楽しめました。ホットミールはこれら2種類だけでした。
スープ釜のそばにはリプトンとコーヒーのコーナー。リプトンはライムフラワーやラズベリーローズヒップなど日本では見かけないフレーバーがあり、見ているだけで楽しかったです。どちらも甘酸っぱく香りがよくおいしかったですよ。
リプトンの隣で一際目立っていたのが、これらの紙製カップ。もちろんマグカップもあったのですが、これらの紙製カップにはプラスチックのフタもついているんですよね。これなら、注いだコーヒーも冷めないし、万一飲みきれなかったコーヒーも持ち出すことができますよね。
もちろん他のコールドドリンクも充実。ミートボールコーナーの横にロゼ・赤・白ワインとミルク、氷、炭酸水、ミネラルウォーター、オレンジジュース、アップルジュースが完備。お子様連れでも飲み物には困らなさそうです。
ソフトドリンク・ワインコーナーの向かいにはプレッツェルやクラッカーなどのおつまみスナックやジン、ウォッカなどがずらりと並んでいます。こちらのプレッツェル、ほどよい塩加減がビールやワインと相性バッチリでした。
近くにはパンのサービスも。クロワッサンはさくさくふわふわでした!
パンの隣には、はちみつやジャム、バター、クッキーが盛りだくさん。欧米人がこよなく愛するチョコレートスプレッド・ヌテラもありますね。こちら、全て個包装パックになっていたので、種類が多くて楽しいだけでなく衛生面でもいい印象でした。
通路を挟んだコールドミールコーナーには、ヨーグルトやカットフルーツ、ハム、チーズが並んでいます。さすが乳製品が多く流通している国とあってか、チーズはかなり絶品でした。
隣にはグリーンが眩しいサラダコーナー。レタスやポテトサラダ、キュウリやトマト、ピーマンのスライスや人参、種ぬきブラックオリーブ、ダイスカットされたチーズなどが並んでいました。
ここで驚いたのは、らっきょうがあったこと!日本で食べられるものよりは小さめでしたが、味は日本のらっきょうと同じでした。意外にも、ワインの酸味とぴったりでした!
ドレッシングはハインツブランドのものが多くありました。こちらも先ほどご紹介したジャム類と同じく個包装で使いやすかったです。
これだけコールドミールの種類があると、お皿がすぐにいっぱいになり、席まで結構な量を運ばなければならない人をよく見ましたが、スタッフの方がかなり頻繁に席の間を行き来しており、すぐにお皿を下げてくれるのでテーブルがいっぱいになってしまうことはなさそうでした。
驚きのビール量とビールグラス
サラダコーナーの向かいにはこんな大きな冷蔵庫が!なんと、右半分は全てベルギービールで占められています。上段からレフ、ステラアルトワ、ヒューガルデン、ベルビュークリーク(チェリービア)となっています。左側上段は北欧のトニックウォーター、コカコーラ(缶は200ml以下のものでした)となっています。
ビール類など瓶ドリンク用に、グラスシェルフの隣に栓抜きがありますので、開栓してから席に戻るといいでしょう。
私は最初にベルビュークリーク(チェリービア)をチョイス。どのグラスを使うべきかよく分からず、ソフトドリンク用であろうグラスを持ち出そうとすると、すぐそばを清掃していたスタッフのお兄さんに突然引き止められました。
お兄さん曰く、「そのビールなら、このグラスを持って行きなよ!」とのこと。半ば無理やりにステラアルトワのグラスに交換され、びっくりしました。が、席に戻り注いでみると、泡とビールがいい感じの割合で注げたではありませんか。お兄さんはそれをきっと知っていたからグラスを交換してくれたのでしょうね。
ちなみに、グラスはレフ用、ステラアルトワ用、ヒューガルデン用も完備されています。さすが、ビールの国・ベルギーです。飲み終わったあと、次のビールを楽しもうと飲み物エリアの近くに行ったところ、少し慌てた様子のマダムに、「ちょっとあなた、ここのラウンジの飲み物は、何杯いただいても無料なのよね?」と話しかけられました。
無料だよ、大丈夫とお伝えすると、安心した様子でワインコーナーへ直行していきました。そんな疑問を抱く方がいらっしゃるほど、飲み物はかなり充実していますよ♪
Diamond Lounge Aの基本情報
場所 | ターミナルA ゲートA42付近から2階に上がってすぐ |
営業時間 | 毎日05:00〜21:00 |
設備 | フリーWi-Fi、書籍、ソフトドリンク、アルコールドリンク、軽食、フライトインフォメーション、トイレ |
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