アメリカの国内線に乗るときはゲート到着時間に要注意
- 2016/10/30
ルール変更で国内線の機内は持ち込み荷物ラッシュに!
規制を導入すると思わぬ影響が起きることはよくあります。航空会社がちょっとでも儲けなければいけないということで、欧州に続いてアメリカでも国内線の預け入れ荷物が有料化された結果の話です。
今はエコノミークラスの乗客の場合、デルタ航空のようなメジャーな航空会社(つまりLCCでない会社)でもスーツケースひとつ預けるのに日本円にしてひとつめの荷物が2500円、2つめ以降の荷物が3500円もかかります。
それで何が起きたかというと、たくさんの乗客がキャリーバックを預け入れないで機内に持ち込むようになりました。
さて公式ルールではそのまま機内に持ち込める荷物は規定の大きさの手荷物ひとつにハンドバッグひとつ。つまり合計で荷物はふたつまで持ち込めます。
ところが実際には多くのお客さんがルールよりもやや大きめのバッグに加えて、ブリーフケースをもうひとつ持ち込んできたりします。だから最近のアメリカの国内線では機内のバゲージスペースはぎゅうぎゅうの状態です。
国内線ファーストクラスでも例外ではない!
気を付けなければいけないことは、早く搭乗しなければいけないということ。出発直前に飛行機に乗りこもうものなら、もう頭上の場ゲージスペースは空いていないということです。
搭乗前のゲート付近では大きな荷物をかかえた乗客たちが、我先に乗り込んで荷物の置き場を確保しようと、搭乗前から乗客間の争いが始まっています。
私の場合、往復がビジネスクラスの関係で、乗継の国内線もファーストクラス(といっても新幹線のグリーン車のようなもので、たいした機内サービスはないのですが)になります。だから安心かと思うと全然そんなことはありません。
エコノミークラスに乗り込んだ乗客が「荷物を入れるスペースがない」と言うと、CAさんが一生懸命少しでも空いているスペースに荷物をねじ込んでいきます。
ファーストクラスのエリアも例外ではありません。あっという間にエコノミークラスの乗客の荷物で頭上スペースはぎっしりになります。
それで私が遅れて搭乗したらどうなるのか?私は機内には規定通りの大きさのブリーフケースを持ち込みます。ですからそれを見たCAさんは「その大きさだったら座席の下に置いてください」と言うのです。
快適に機内ですごすためにラウンジはパスしなきゃ
するとフライト中、私の足の下にはずっとブリーフケースがあって、足を十分に伸ばすことができないというあまり快適ではないフライトを過ごすことになるわけです。
結局のところ、ファーストクラスであろうと、プラチナメダリオンというVIPステイタスのマイル会員であろうと、搭乗案内開始と同時に機内に乗り込まないと、自分の荷物が棚におけなくなってしまったのです。
おかげで以前はゲートが閉まるぎりぎりの時間まで優雅にラウンジでコーヒーを楽しんでいたのが、今ではそんな楽しみは無くなってしまいました。
ファーストクラスの私も、他の乗客と一緒に搭乗開始時刻よりも前に、手荷物を抱えてゲートに向かう必要が出てきたわけです。みなさんも要注意!搭乗時間は余裕をもってご搭乗ください。
この記事にグッときたら
いいね!しよう
行ってわかった賢い旅行情報をお届け!
Twitterでトラベリスタしよう!
Follow Follow @onsen_tv