セレブのためのはじめてのLCC講座 〜バニラエアで香港へ〜
- 2015/12/1
目次
近距離の海外出張はエコノミークラスで行くわたし
私はよく海外出張をする社長です。アメリカやヨーロッパに行くときはビジネスクラスですが、韓国や台湾、北京、上海、香港など近距離はエコノミークラスで行くようにしています。
その香港出張ですが、一日目の午前便で香港に到着、二日目に仕事をすませ、三日目の午後便で日本に戻るというのが私の通常のパターン。全日空や日本航空、キャセイパシフィック航空などがこのスケジュールに合った便を飛ばしているので、これまではずっとこれらの航空会社を使っていました。
香港行きの海外出張でLCCバニラエアを使ってみた
しかしあるとき、ふと調べてみると同じスケジュールでLCCも飛んでいるのに気づきました。全日空系のバニラエアが成田空港から午前10時10分の出発、帰国便は香港空港を15時40分出発。
「これでもまったく同じように仕事ができるな」
と思って価格を調べてみると往復6万円かかる大手航空会社のほぼ半額です。
ということで「一度LCCを使って香港出張をしてみよう」と決めました。その出張にあたって気づいたポイントをいくつか、セレブな方がLCCを使う場合にという観点からバニラエアを例にとってお話ししたいと思います。
セレブにとってのLCC どの運賃プランを選ぶべき?
最初のポイントはどの運賃プランを選ぶか。バニラエアの場合「コミコミバニラ」、「シンプルバニラ」、「わくわくバニラ」の3つのプランがありますが、このうち一番安い「わくわくバニラ」は販売時期不定のバーゲン価格なので出張には不向き。
残るふたつの運賃プランの価格は同じ便でだいたい4000円の差。サービスの違いで大きいところは預入手荷物が無料か有料か(シンプルバニラでは預け入れ手荷物が別途4200円)、そしてスタンダードシートの予約が無料か有料か(同、600円)の2点。あとコミコミバニラは5000円の手数料でキャンセルができるというのも場合によっては重要かも。
私は短距離の出張は手荷物だけで移動するので、結論から言えば香港出張は往復とも「シンプルバニラ」で大丈夫そうです。これが時期によって価格も違いますが比較的安い時期で諸税や旅客サービス利用料などを加えて往復24000円ぐらいで予約できます。
セレブな旅をするために必須の追加サービスは?
さてLCCは追加サービスにお金がかかるようになっています。セレブなあなたが支払うべき追加料金は何がいいのでしょうか?
まず第一にリラックスシートが空いていたら1200円支払って席を確保すべき。LCCの機内は大手航空会社の国内線と同じくらい狭いピッチになっているのですが、バニラエアの場合、最前列のシートだけは足を延ばせるリラックス仕様になっています。
私が乗った便では往復ともリラックスシートにはセレブな外見の方が座っていました。ただ6席しかなくて通路側が人気のため、BC席とDE席が先に埋まるようです。結局、3番目に予約したセレブの方は行きの便も帰りの便もA席とE席に分かれて座ることになってしまいちょっとかわいそうでした。
ちなみにリラックスシートが空いていない場合でも、出入りしやすい通路側の座席を600円支払って確保することをお勧めします。
その他、優雅に旅行するためのアドバイスいろいろ
お金のかかる機内食はなしで我慢して到着した香港で豪勢にやるという手もあるのですが、とはいえ片道5時間ありますから、缶コーラやスナック類を200円~250円ぐらいで楽しむのはいい出費でしょう。
大手航空会社と違い座席で映画を見たりゲームをするようなエンタテインメント設備はついていないので、iPadなど時間つぶしの道具を持ち込んだほうがいいですね。あまりリクライニングもできないので首につけるエア枕を100円ショップであらかじめ買っておいて機内に持ち込むのもおすすめです。
LCCが発着する成田空港の第三ターミナル
そうそう最後にもうひとつ。LCCが発着する成田空港の第三ターミナルは空港第二ビルから以外と遠いのでご注意を。距離が630mあるのですが、不動産屋さんの基準でいえばこれは徒歩8分です。
セレブとしてはここは歩かずに、空港第二ビルの24番ターミナルから発着する「第三ターミナル行」の無料バスに乗って優雅にでかけるのがよいでしょう。
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