エコノミーでも快適に過ごすための座席指定術(上級編)
- 2016/4/14
目次
エコノミーでも快適に過ごすための座席指定(上級編)
前回、座席指定をするためのHow toの初級・中級編をお伝えしました。今回は上級編です。やや専門的な内容になりますが、快適なシートをゲットするためにおつきあいください。
■事前に座席指定をするにはどうすればよいのか?
一番よいのは、予約と同時に座席指定をしてしまうこと。最近では多くの航空会社で、航空券予約と同時に座席指定をすることができます。しかし、旅行会社経由での航空券やツアーでの利用、あるいは他社のマイレージを使って乗る場合の座席指定はどのようにすればよいのでしょうか。
航空会社にはPNR(ピーエヌアール)とよばれる予約番号があります。これを旅行会社やマイレージプログラムで発券を依頼した航空会社に問い合わせてください。自分が搭乗し、座席指定をしたい航空会社のオフィスに電話して、PNRを伝えれば、たいていの場合、座席指定をすることができます。
なお、たとえばユナイテッド航空マイレージプラスのマイルを利用して、ANAの特典を利用する場合、ユナイテッド航空とANAは別々のPNRとなります。座席指定のときに必要になるのはあくまで自分が座席指定をしたい、つまり実際に搭乗する航空会社のPNRなのでおまちがえなく。なお、ANAのホームページでは、PNRがわかれば、自分で座席指定をすることもできます。
■事前に空いている席をチェック
座席を指定するうえで大事なのは、自分の乗る飛行機がどのくらい混んでいるのかという情報です。各航空会社のホームページでフライトスケジュールを検索します。決済直前まで行くとシートマップが表示されるので、そこで空いている席をチェックすることができます。このやり方を使えばいまどこくらいの席が埋まっているか、自分の隣の席は空いているかどうかなどもわかります。
■後方中央部の席をあえてとる
エコノミークラスは前方のほうが揺れが少なく音が静か。乗り降りもスムーズにできるのでおすすめです。ですが比較的空いているフライトの場合は事情が違ってきます。なぜなら後方部のほうに空席が集中するケースが多いからです。これはウェイトアンドバランス(WEIGHT AND BALANCE)の事情によるものです。そのため、あえて後方部の座席をとっておけば隣の席が確保できる可能性は高くなります。
航空会社にあらかじめ混み具合を聞いておき(「エコノミークラスは何%くらいの席が埋まっていますか?」のように質問)、もし満席に近いようなら前述したエグジットロウや前方の席を、もし比較的空いているようなら「後方中央部で現時点で隣が空いている席の通路側を」といった感じで予約をすれば万全です。
■オセロの要領で行う座席予約
2人で旅行するときに参考になる座席予約方法です。ふつうは2人並びで予約をしますが、あえて機材中央部4席のうち右端の通路席と左端の通路席を1席ずつとるのです。
お客さんは通路側でも窓側でもない席をいやがりますから飛行機が満席に近くならないかぎり、真ん中の席は空席のまま残る確率が高くなります。2人で4席確保できればお互いに足を伸ばしたり、場合によっては横になったりすることもできます。
もし真ん中の席にお客さんが来たとしてもどちらか一人が「通路側にどうぞ。そちらの席と変わります」といえば、断られることはまずないでしょう。
■意識的に空いているフライトを選ぶ
同じ都市をめざす場合でも航空会社によって混雑度にはかなりの開きがあります。そういう場合は座席数の多い大型の機材を選んだり、あらかじめ空席状況を確認(ネットか航空会社に電話するで)することで空いているフライトを見つけることができます。空いていれば当然一人で2席以上確保できる確率が高まりますよね。
いかがでしたか? これ以外にもたくさん方法はあるのですが、また次の機会に紹介したいと思います。それでは格安で快適な空の旅を!
⇒ エコノミーでも快適に過ごすための座席指定術(初級・中級編)
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