スイートルームなのに割安!自宅のようにくつろぐ方法
- 2015/9/21
海外出張の滞在先にはシティホテル以外のオプションがある
出張時の滞在先は、普通、シティホテルが便利で優雅ですよね。清潔な室内、ビジネスセンターやコンシェルジュ、ランドリーなどの行き届いたサービス、そして豪華でおいしい朝食ビュッフェ。
でも一週間同じホテルに滞在する場合、特にホテルの部屋で過ごす時間が長い出張のときには、ベッドと小さなデスクしかないホテルのシングルルームは、ちょっとくつろぎにくい。
私は長期出張の場合、ベッドルーム以外にもう一部屋、リビングルームが別にあるスイートルームに泊まることにしています。
「ええ、スイートルームに泊まるなんて、そんな予算はないよ」
と驚くあなたにも、こんなオプションがあるかもしれません。ご案内しましょう。
アメリカに増えてきたオールスイートホテル
1990年代頃からでしょうか?アメリカにはオールスイートホテルという形式のホテルが増えてきました。名前の通り全室スイートルーム。そこに滞在すると無料で温かい朝食ビュッフェがついてくる。
ビジネスセンターもあるし、フィットネスクラブの設備も無料で使える。場所によってはプールも無料。それでいて宿泊費は一泊100ドル~200ドルと、シティホテルと変わりません。
私の場合、取材の合間にホテルに戻って資料検索や執筆などの作業をする時間が長いため、くつろげる広いリビングルームがあるオールスイートホテルは、とても便利な滞在先です。
キッチン付きのスイートなら簡単な料理をしても大丈夫。日本食が恋しくなったら、日本から持って行ったインスタントラーメンで夜食を楽しんだりもできます。
でもなぜ、スイートルームなのに割安なのでしょう?実は理由があります。
なぜオールスイートホテルは割安なのか?
全室スイートルームなのに割安なオールスイートホテル。実は割安なのには3つの理由があります。
1,立地が悪い。基本的には大都市の便利なダウンタウンにはほとんどありません。空港の近くとか、郊外でレンタカーでないと行けない場所とか。つまり土地の価格が安いところに建っています。
2,サービスが軽微。ホテルの中はごく少人数の従業員で運営されています。フロントに常時2名のスタッフがいる以外のスタッフは基本的にパートタイム。部屋を清掃してくれるスタッフも昼間4時間ぐらいの勤務だけ。ですから基本的に荷物を部屋に運ぶのも、ロビーに備え付けのパソコンを使うのも、フィットネスジムで汗を流すのも、全部セルフサービス。でも自分で何でもできる人なら問題ないですけどね。
3,朝食の選択肢は少ない!無料の朝食ですが、シティホテルの朝食ビュッフェをイメージしてはダメ。選択肢のない学校給食を思い浮かべたほうが近いです。パンとコーヒーとオレンジジュースと、ベーコンにスクランブルエッグ。あとフルーツとヨーグルト。メニューとしては十分ですが、他に選択肢はありません。
都心にもオールスイートホテルがある
郊外にあることが多いオールスイートホテルですが、中には大都市のとても便利な場所にあるものもあります。ニューヨークの出張のときによく使うのが、クイーンズにあるヒルトン系列の「Home2」というオールスイートホテル。ニューヨークは普通のシティホテルでも一泊250~350ドルくらいかかるところが多いのですが、価格帯はそれらのシティホテルよりも安い。しかもマンハッタンまで地下鉄で10分ですから、取材に出かけるのも便利です。
シアトル出張のときは「ホームウッドスイート」というホテルが中心街から徒歩10分ぐらいのところにあって、これも便利です。
出張ではあまり使わない場所だと思いますが、ハワイの中心部にもあります。ワイキキのボードウォークにあるのが「エンバシースイート」。とにかく便利な場所で部屋も広いので、新婚旅行などホノルルでの長期滞在型の旅行者にとても人気ですね。
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