極上のリゾートの条件は喧騒から離れたこと

アジアの極上のリゾートホテルに宿泊することの良いところは、誰にも邪魔されないプライベートな時間と空間を満喫できること。でもそれにはひとつデメリットがあります。極上のリゾートホテルはどの場所でも、ほとんど例外なくリゾート地の中心街から離れているということ。

団体の観光客と鉢合わせしないためにもこの立地は重要なことで、誰にも邪魔されたくない時間はそのことが非常に大切なのですが、旅の時間の中ではアジアの喧騒に身を任せたくなる時間も同時にやってきます。ツーリストが集まる場所に出かけて雑踏の中を歩いたり、深夜までクラブで踊ったり。

アジアのリゾートのよい点は、それが両立すること。地理的には離れていても現地の交通手段が発達しているからです。

プーケット島の気軽な移動手段トゥクトゥク

実際、アジアの各国には三輪タクシーのようなタクシーよりも気軽に使える足のような交通機関が発達しています。タイのプーケットではこのようなタクシーはトゥクトゥクと呼ばれています。

どの高級ホテルでもゲートを出たあたりに３～４台のトゥクトゥクが客待ちをしていて、運転手さんに声をかけるとすぐに乗せてくれます。一応安心のためにあらかじめホテルの従業員さんに料金がいくらぐらいか確認しておくのがいいでしょう。

プーケット島のトゥクトゥクは軽４輪タクシーです。ダイハツやスズキの軽トラックを改造して、荷台に横向きに8人ぐらいまで座れる座席をつけたものです。乗り心地はまさに軽トラックの荷台に乗るのと同じでガタガタしているのですが、その乗り心地が旅の気分を高めてくれるから不思議なものです。

トゥクトゥクで歓楽街にGO

私が宿泊していたカロンビーチの高級リゾートから、プーケット島で一番賑やかなパトンビーチの繁華街まではトゥクトゥクで20分ぐらい。荷台はふきっさらしなので、トゥクトゥクが全速で疾走すると潮風がとても心地よいものです。料金は400バーツ（約1400円）でしたが、だいたいこの料金が協定価格のようです。

パトンビーチのナイトスポットを楽しんだら、帰りはまたたくさん客待ちしているトゥクトゥクの中から運転手さんに声をかけて乗せてもらうだけ。気軽に喧騒の世界へ出かけ、そしてまた気軽にプライバシーに守られた極上のリゾートへと戻ることができる。トゥクトゥクはそんな便利に使えるプーケットの足なのです。

• tweet
•