セレブのためのLCC講座 エアアジア・ビジネスクラス編
- 2016/2/1
目次
ビジネスクラスの出張で一番安いフライトを探してみると、、
私はよく海外出張をする社長です。韓国や上海、香港など近距離はエコノミークラスで行くのですが、それよりも長い距離になるとビジネスクラスに切り替えます。今回、タイのバンコクへの出張は片道7時間のフライト距離になるため、ビジネスクラスの航空券を探します。
この時期、HISで航空券を探してみるとバンコク行き直行便のエコノミークラスが各社似たりよったりで6万円台。ビジネスクラスはタイ国際航空だけが安くて15万6千円という状況でした。
しかし念のために違う検索をしてみると違う結果がでました。スカイスキャナーで価格を調べたところエアアジアを利用すると往復で7万6千円でビジネスクラスに乗れるというのです。
ビジネスクラスが一般航空会社のエコノミー並のエアアジアとは?
エアアジアはマレーシアに本拠を持つLCCの老舗です。日本には2011年に全日空と提携してエアアジア・ジャパンを設立しましたが、後に提携解消。その会社は今では(以前コラムで紹介した)バニラエアとなっています。
前回、バニラエアを使った香港出張はなかなか快適でした。ということでエアアジアのビジネスクラス、がぜん興味がわいてきました。
エアアジアのホームページにアクセスするとビジネスクラスは『プレミアムフラットベッド』という名前の商品で、ビジネスクラスのシートがほぼ平らになって寝ながらバンコクまで行ける、結構いい感じの商品。
ビジネスクラスの価格は大きく2種類
よくよく調べてみると便によって価格が大きく2種類に分かれているようです。バンコク行きの便は午前9時台のものと午後8時台の2種類があって、席が余っているうちは片道3万8千円前後。席が残り少なくなって来たりもともと人気の日程だと5万8千円前後に価格が上がる様子です。ちなみにこの価格は外貨建てとみえて、その日の為替レートによっても変わります。
調べてみるとちょうど出張に合わせた日程のフライトが(最初にスカイスキャナーで調べた通り)7万6千円で予約できるというので、そのまま航空券を購入することにしました。今回もこの出張にあたって気づいたポイントをいくつか、セレブな方がLCCのビジネスクラスを使う場合にという観点からお話ししたいと思います。
チェックインカウンターがなかなか見つからない理由
さて出張当日、成田空港でエアアジアにチェックインです。LCCの多くは成田の第三ターミナルを使うのですが老舗のエアアジアは第二ターミナル。ここを間違えなければ第二ターミナルの方が鉄道駅の真上なので便利です。
チェックインカウンターはNカウンター。そう書かれているのでそちらの方面に向けて歩いていくとLカウンター、Mカウンターと続いた先がなぜかOカウンター。Nがありません。
不思議に思って表示をよく見ると、写真のようにNカウンターだけ右側に向かって矢印が。表示の方向に歩いていくと、空港ビルの外に張り出したところにエアアジアのカウンターが特設(?)されています。やっぱりLCCはローコストに徹しているのですね。
出発2時間前はチェックインのピークとみえてカウンターには長蛇の列が並んでいます。けれども私はビジネスクラスのプレミアムフラットベッドなのでゆうゆうと右側の空いているラインに進みます。ちなみに預け入れ荷物がなくてウェブでチェックインをした方も、すいているラインからチェックインできるので、ここは覚えておいたほうがいいでしょう。
機内持ち込み荷物は裏ワザで規定の7kgよりも多くすることができる
ビジネスクラスは預け入れ荷物は40kgまで無料です(LCCなのでエコノミークラスは有料)。でも短期の出張なので預け入れなしで到着したらすぐに空港から市内に向かいたい。ではできるだけ機内持ち込みだけで済ませるにはどうしたらいいのでしょうか?
エアアジアの場合はメインの手荷物は規定サイズ以内で重さは7kg以内と決められていますが、ひとつ抜け道があってメインの荷物以外にサブの荷物をひとつ機内に持ち込めます。具体的にはパソコンなどを別のバックにすればいいのです。
ということで簡単な工夫としてはチェックインカウンターで重さが超過した場合、おもむろに百貨店の紙袋などを取り出してそちらにパソコンや本など重たい荷物を移しましょう。そうして右手に旅行鞄、左手に紙バックという状態にすればチェックインは無料でOKです。
バンコクまで機内は快適そのもの
さて機内は快適そのもの。エコノミークラスではいろいろと有料の機内サービスもビジネスクラスではいくつかが無料になります。
具体的には枕と毛布。これが最初から無料です。飲み物はボトルに入ったミネラルウォーターは無料。
そして食事が一食分無料。私は午前便を利用したのですが、食事は離陸直後と着陸直前のどちらに提供するのがいいのかを聞いてきます。バンコクまでは7時間。おなかのすきぐあいに合わせて決めるのがいいでしょう。私は朝ごはんでおなかがいっぱいだったため、着陸前に食事をお願いしたのですが、写真のような食事で、結局少しだけ食べておしまい。バンコク市内に着いてからゴージャスな食事をとることにしました。
ビジネスクラスはフラットベッドですが、正確にはその角度は175度ぐらい。水平ではありません。とはいえ片道3万7千円で7時間のフライトをぐっすり眠って移動できるのは格安な割にはセレブな旅といえそうです。
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