ホテルの従業員と仲良くなっておくと良い理由
- 2015/10/12
プーケットのホテルであったちょっとスリリングな出来事
私は長期滞在のときはなるべくホテルの従業員の誰かと仲良くなるようにしています。そうすると何かのときにいいことがあるのですが、中にはこんなことがあるという話です。
プーケット滞在の二日目、ホテルで仲良くなったある従業員に、
「車を5時間ほど貸切りたいのだけれど、どこに頼めばいいか教えてくれない?」
と尋ねたところ、
「ホテルで頼むと高いよ。うちの兄に頼んだほうが安い」
と言うのです。
価格条件を聞いて結局島内の移動はお兄さんに頼むことに決めました。他にも何かないか?と聞いてくるので、明後日、スピードボートで海に出るツアーに申し込みたいと言うと、
「それも兄を通じた方がずっと安くなる」
と言います。面白そうなのでその話にのってみることにしました。
お兄さんは結構親切だった
翌日、ホテルのロビーにそのお兄さんがやってきました。革張りシートの高級車で、そこらのタクシーよりもずっと居心地のいい車です。後で理解したのですが彼はちゃんとした送迎の営業免許を持っている業者さんなのです。
ただ彼の本当のお兄さんなのかどうかはわかりません。ホテルの従業員がアルバイトで送迎やツアーをあっせんしているのというのが本当のところかもしれませんね。先進国ではめったにありませんが、新興国ではこのように正社員が副業をしているのに出くわすのは珍しいことではありません。
そして確かにこのお兄さんを通したほうが、いろいろと旅のアレンジが安くなりました。ツアーは町のちょっと寂れた旅行会社に連れて行ってくれたのですが、確かにパンフレットの価格から20%オフでツアーに申し込めました。
新興国ではまだまだ裏ワザが通用するようだ
タイバーツが足りなくなってきたので換金率がいい両替屋を紹介してもらったのですがそれも確かにとても安い。タイバーツの為替レートが1バーツ=3.3円のときにそこの両替レートはなんと3.33円。成田空港で3.9円、プーケット空港で3.6円、ホテルで3.5円だったのに比べて手数料はわずか1%と天国のような価格です。
ちなみに翌日のツアーもパンフレットと同じツアー会社が間違いなく迎えに来てくれました。高速ボートに乗って近隣の島々めぐり。海の岩礁をカヌーで移動したり、マングローブの間をスピードボードで抜けて洞窟を探検したり、午後はのんびりと離れ小島のビーチで寝転んだり。この話はあらためてまた別のコラムで紹介します。
それでいて出費は最小限ですから、ホテルの従業員とは仲良くなっておくものです。
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