海外旅行でドルに両替!為替手数料を最も安く済ませる方法
- 2016/7/22

目次
外貨両替での空港での3円近い手数料を節約するには?
先日のイギリスのEU離脱決定でひさしぶりに1ドルの為替レートが99円台を記録しました。ちょうどその直後、ニューヨークに出張があったのですが、滞在期間内の為替レートも100円~101円台とひさしぶりに安価で買い物を楽しむことができました。
さて海外旅行に行く際にいつも困るのは両替の問題です。いくら円高になっても空港の外為窓口で円をドルに変えると手数料が3円近くとられてしまいます。これでは1ドル=102円が105円とかなりの割高ですね。どう外貨を両替するのがお得なのでしょうか?
比較的お得と言われるのがFXを利用した両替。成田など主要な空港に窓口があるマネーパートナーズが比較的便利だと思われます。ただしいくつか注意事項があるのでそれを解説しましょう。
FXは簡単だけど2つのポイントに気をつける必要あり
マネーパートナーズの「外為両替・受取サービス」の利用法は、あらかじめFXでドルを予約して、それを空港窓口で受け取る形になります。両替手数料は20銭と銀行と比べて圧倒的に有利なのですが、2点気をつけるべきことがあります。
FXで外貨両替する際の注意点1「手数料」
ひとつは空港での受け取りに一律500円の手数料がかかること。1万円程度の少額の両替の場合、この手数料は5%になってしまいます。概算してみると2万円の両替でだいたい銀行と同じ。ですからマネーパートナーズを使った割安な手数料を享受しようと思ったら最低でも3~5万円ぐらいの両替を想定しなければ割があわないと思います。
FXで外貨両替する際の注意点2「受け取り時間」
もうひとつは最低でも申し込みから受け取りに4営業日かかること。毎週月曜日の16時までの申し込みを、金曜日以降に空港で受け取れるという仕組みなので、あらかじめ余裕をもって申し込んでおかなければ旅行には間に合いません。
あと、FXは為替予約ですからその4日間に相場が変動するリスクは当然あります。上下どちらに振れるかはわからないのであくまで結果論ですが、FXにしたおかげで損をした、ないしは得をしたということになるのは仕方のないこと。まあ結果的に損をした場合は、4日前に街中の銀行で両替をしたと思ってあきらめることですね。
さらに円高が進んだときにはどうすればいいのか?
さて、これからまた一段、円高が進んだとしたらどうでしょう。以前のように1ドル=80円になったら、ついこの間までの1ドル=120円だった頃と比べてアメリカでの買い物は3分の2の値段で買えることになりますね。
実際、あの超円高の時期に私は今身の回りで使っているアメリカのブランド物の商品を買い漁ったものですが、TUMIの鞄にしてもボッテガベネタの財布にしてもヒューゴボスのスーツにしても、びっくりするような安値で買い物ができて、とても嬉しい思いをしたものです。
そして実は、私は、“今でもそういう買い物を楽しんでいる”のですが、その秘密をお教えしましょう。
外貨預金を貯めておけば、その後円安になったとしても円高を享受できる
私は1ドルが79円になった当時、「ひょっとして将来、円安になったときのために、海外旅行用の外貨預金を預けておこう」と決めました。そのときにドルにした金額が日本円で100万円。私はこのときの資金を今でも海外旅行で買い物を楽しむときに使っています。
最適な銀行口座とクレジットカードの組み合わせ
さて、そのときの最適な銀行口座とクレジットカードの組み合わせもお教えしましょう。銀行は住信SBIネット銀行を使います。そうすると外貨預金を購入するときの為替手数料はわずか20銭。とても有利に円をドルに変えることができます。
そして海外で使うカードはSBIカードを用います。このカード、年間10万円以上の利用で年会費無料で、利用付帯条件ではありますが海外旅行傷害保険もつきます。
為替手数料 驚異の0.2%でアメリカで買い物できる!
そして一番の特徴は、決済を円口座だけでなく住信SBIネット銀行のドル口座からも引き落としができるということ。
通常のクレジットカードだとドルで買い物をすると1.6%の手数料がかかるのですが、この方法なら手数料は20銭、つまり0.2%だけと、格安で買い物をすることができるのです。
ちなみにこのやり方、アメリカでSBIカードをつかうたびに、使った金額だけ海外からネットバンキングで住信SBIネット銀行でドル預金を買って、カード決済時に使うというやり方をとることもできます。
これをやると海外でのドルの買い物がいつでも為替手数料0.2%で済むようになりますね。これがアメリカ旅行での為替手数料を安く済ませる一番いい方法だと思いますが、どうでしょうか?
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