圧倒的広さ!アブダビ国際空港・Al Dhabiラウンジ(プライオリティパス可)
- 2017/5/28
目次
成田からアブダビに着き、ラウンジへ直行!
成田空港からのエティハド航空便は、アブダビ国際空港のターミナル3に着陸します。Al Dhabiラウンジはターミナル1にありますので、まずはターミナル1を目指しましょう。ターミナル1出発便の半分以上がヨーロッパ・中東方面行きだったので、ターミナル1にあるAl Dhabiラウンジなら搭乗開始時刻までのんびりできそうです。
ターミナル3内の頭上の案内は「All Lounges」と表示されているので、その表示に従って進みましょう。
移動中に手荷物のセキュリティチェックがありましたが、早朝便ということもあってか、そこまで混雑はしていなかったです。ターミナル3から歩いて20分ほどでしょうか、やっと頭上のサインにAl Dhabiラウンジの文字が見えてきました。
ラウンジの頭上サインが出てきたエリアをもう少し歩くと、セキュリティチェックのエリアが出現。「なかなかたどり着かないな〜」と思っていたら、その先に見えている施設がAl Dhabiラウンジでした。
ラウンジはセキュリティチェックのエリアすぐ横にたたずんでいました。ラウンジの奥には何もなかったため、ターミナル1のかなり端の方まで歩いたことになります。施設入り口上方の「AEROTEL」の文字が大きいためか、一見エアポートホテルのように見えますが、受付のおじさまにラウンジを利用する旨を伝えたら、「奥の階段を登ってすぐ受付があるよ〜」とご案内して下さいました。
AEROTEL内部の階段はこのような感じ。贅沢に大理石をたくさん使っているようです。ライトのオリエンタルさも素敵でした。階段は段が結構ありますので、約12時間のフライトとターミナル徒歩移動の後には少し堪えました…。
長かった階段を上りきったところに見えたのが、エレベーター!階段を登る前に周りを少し見ておけばよかったです。ベビーカーでのお子様連れの方やスーツケース等の荷物が多い方はぜひ利用しましょう!
利用はプライオリティパスで
階段を登ってすぐ、笑顔が素敵な受付のお姉さんとこのようなアラブ感満載のエントランスが出迎えてくれました。プライオリティパスを提示するとすぐにてきぱきと手続きを行ってくれ、スムーズに入室できましたよ。
■同伴者の利用はLounge Passを利用してリーズナブルに!
今回は、私のみの個人旅行ではなく、同伴者が2名いる旅行でした。「ラウンジを3人でお得に利用できないかなぁ…」といろいろ調べていたところ、「Lounge Pass」と呼ばれるサービスを発見。
通常、ここAl Dhabiラウンジをプライオリティパス会員など無料利用できる会員以外が利用するとなると、あらかじめAl Dhabiラウンジの運営元「PRAZA PREMIUM LOUNGE」のオフィシャルサイト予約画面から予約(もちろん有料です)をしておくか、利用時間と人数に応じた料金を受付で直接支払う必要があります。
上記の画像は「PRAZA PREMIUM LOUNGE」のAl Dhabiラウンジ予約画面です。ここのサイトを利用して予約した場合、料金は2時間の利用で1名あたり49米ドル(日本円で約5,000円)支払う必要があります。少し高めですね。
変わって、こちらは「Lounge Pass」のAl Dhabiラウンジ予約画面です。このサービスサイトからのウェブ予約なら、3時間の利用で1人あたり29英ポンド(日本円で約4,000円)と、受付で直接支払ったり、「PRAZA PREMIUM LOUNGE」サイトから予約するよりも1,000円ほどお得になり、さらに1時間長くこのラウンジにいられることになりますので、「Lounge Pass」のサービスを利用した方がお得ですね!
サイトは日本語対応ではなく、英語・ドイツ語・スペイン語のみですが、操作は簡単でした。入力が必要な項目は、・利用日時・到着便名・ラウンジ到着予定時刻・利用する人の名前・メールアドレスくらいでした。ラウンジ到着予定に関しては、遅延などのトラブルもあるかもしれないので、空港到着予定時刻から少し余裕を持った時間帯を入力すると良いでしょう。
私たちの場合、なぜか成田からアブダビまでの到着予定時刻が大幅に下回り、入力したラウンジ到着予定時刻から1時間以上早い時刻にラウンジに来ることになりましたが、全然問題はなく普通に入室ができました。
予約時の支払いはクレジットカードが選択可能で、日本国内で使えるブランドは大体使えるような感じでした。予約後、「Lounge Pass」から予約票がメールされますので、予約票を印刷・フロントで提示しましょう。ちなみに、フロントでは支払いに使用したクレジットカードを提示するような依頼はありませんでした。
ラウンジのインテリアや設備は?
■ゴールドのアイテムやイスラム風装飾が印象的
フロント付近には、アラブのスーパーフード・ドライデーツ(なつめやしを乾燥させたお菓子)とお茶のセットが。豪奢で素敵な雰囲気です。
ティーセットの上にはフライトインフォメーションがあります。AL Dhabiラウンジではフライトインフォメーションのアナウンスが一切ありませんので、ゲートチェンジや搭乗時刻の変更を自分たちで確認する必要があります。
ティーセットの直ぐ近くのエントランスからラウンジ内に入ることができます。このゲートの装飾もエキゾチックな雰囲気が漂っています。ちなみに、このエキゾチックな門の手前のドアは喫煙室となっていました。
喫煙室の付近には、このようなミーティングスペースもありました。
ミーティングスペース奥には小さなブックシェルフも。アラブ系の読み物が多いのかと思いきや、欧米系の雑誌が主でした。
ミーティングスペースを出ると、メインエリアが広がります。大理石の床にカーペットが敷き詰められた空間でした。
写真では分かりにくいかもしれませんが、実は天井がタイル張り!とてもキレイでした。後方の部屋とこの部屋を区切るパーテーションにも木彫りの美しい細工が施されており、かなりセンスが感じられました。
主にこのエリアでは食事を取ったり、テレビを見ながらくつろぐ方が多かったです。(テレビのチャンネルはアルジャジーラやCNNのみで、ニュースやスポーツ番組がメインでした。)写真を撮った時はまだ朝の4時くらいで、ほとんど人もおらず、とても空いていました。
部屋の中央にはソフトドリンクとコーヒーがサーブできるエリアがあります。
もう少し時間がたった朝6時頃になると、ここにクロワッサンなどのできたてパンが並んでいました。
■部屋の端には個人スペースも
ソフトドリンクのコーナーから少し離れたエリアに個人スペースがありました。ここでパソコン作業するとはかどりそうです。
■さらに奥に進むと、食事エリアが
さきほどのお部屋から奥に進むと、またダイニングスペースが広がっています。こちらでホットミールとコールドミールの提供がされています。私たちが到着した朝4時の時点では全く何もなかったのですが、朝5時を過ぎてから少しずつ食事が並びだしました。
食事はベジタリアンミールが多め
ダイニングエリアを入って手前側の台にコールドミールが置かれています。生野菜やフムス(ひよこ豆をマッシュしたペースト)、ハムやチーズが並んでいます。
その隣にはサラダやヤギのミルクチーズ、オリーブの酢漬けなど中東感あふれるメニューが並びます。ヤギのミルクチーズはとても塩辛いのでご注意!
端にはプレーンヨーグルトとベリーのヨーグルト、カットフルーツが並んでいます。フルーツはとても新鮮で朝食にぴったりでした。
上段にはドーナツやパン、シリアルが揃っています。パン用のジャムや蜂蜜は一つ一つ瓶詰めされていました。
パンはオーソドックスな食パンのようなものから、中東のピタパンのようなものまで豊富でした。
ちなみに、このピタパンのようなものは開いた中に具が入れられるようになっています。中にハムやチーズ、野菜などをたっぷり入れて小さなケバブサンド風のパンを作ることができましたよ。腹持ちもよく、ヘルシーでおいしかったです!
ホットミールは、スクラッンブルエッグや牛肉のソーセージなど、朝食向けメニューが揃っていました。
このようなお豆のスープが他にも2種類ほどありました。
スープにつけて食べたら美味しそうなナン。しっかり温められていたので、よりおいしくいただけました。
■え、まだお部屋があるの?一番奥のお部屋はバーエリア
実はまだお部屋が奥にあります。一番奥はバーテンダーの方がいらっしゃるバーエリア。バーテンダーのお兄さんに欲しいドリンクを伝えるとその場で用意してくれます。
ドリンクの種類はかなり豊富!ビールなら、カールスバーグ、ハイネケン、フォスターなど。ワインはもちろん、ジンやウォッカ、カクテル類も多くありましたよ。
宗教上、酒類の規制が厳しい中東の空港のラウンジにしてはとても豊富なラインナップだなと感じました。
バーエリアはこのような感じのテーブルと小さな1人掛けソファが並んでいるエリアです。ご覧のとおり、テーブルは小さめ。パソコン作業がしたい方は他のお部屋で作業されることをおすすめします。
ふと携帯のバッテリーが少なくなっているのに気付き、充電できる場所を探していると、この小さなテーブルにコンセントが付いていることに気付きました。ですが、こちらのラウンジのコンセントは中東エリアで使われているプラグ(BFタイプ)のみ対応のようです。
念のため、モバイル充電器を準備しておいた方がいいでしょう。パソコンで作業される方は少し不便なラウンジかもしれません…。
■女子心ときめくレストルーム!
お手洗いはラウンジに入室した最初のエリア横のスペースにあります。このゲートをくぐった左側にあります。(右側はシャワールーム)
お手洗いに入った瞬間飛び込んできたのは、色とりどりのガラスタイル!キラキラかわいく、女子のみなさまはかなりときめくのではないでしょうか。蛇口もヴィンテージゴールドでなかなかレトロでした。
石鹸やハンドローションもおしゃれです。
個室内も全面ではないですがタイル貼り!トイレットペーパーは流さず、便器横のゴミ箱に捨てるのが現地の暗黙の了解として通っているよう。ウォシュレットは便器左横のシャワーを使います。
■シャワールームも広々!
お手洗いの向かいにシャワールームがあります。扉に使用中/空室のサインがありますので、確認してから入室しましょう。入室すると、トイレとシャワーが一緒になったお部屋が広がっていました。
とても面白かったのが、なぜかシャワーブースに扉が付いていないこと!私のシャワールームだけかな?と思い、シャワーを利用した同行者にも聞いてみると、「シャワーの扉なかった」とのこと。謎です。
シャワーを使うと足拭きマットが激しく濡れてしまう事態になりますので、足拭きマットは入り口から遠くの方に置いておいた方が良いでしょう。シャワー隣の荷物台も大理石で、高級感がありました。
脱いだシューズもシャワーで濡れる可能性大なので大理石下に置いておきました。タオルはフェイスタオルとバスタオルが1枚ずつセットされていました。
シャワーは固定シャワーとハンドシャワーの2種類。固定シャワーとハンドシャワーは中央部分の大きな丸いハンドルを回して使い分けることができました。水圧はまあまあといったところでしょうか。周りの小さな突起からもお湯が出てくるため、くすぐったかったです。
シャワージェルとシャンプーが備え付けてありました。コンディショナーはなかったため、髪の毛のパサつきが気になる方はご自分でコンディショナーを持参されることをおすすめします。(洗髪後、かなり髪の毛がきしみました)
こちらは洗面台。ほどよい広さで使い勝手が良かったです。
■ドライヤーが使えなかった…
ここに来る前に、プライオリティパスのサイトで設備確認した際に「ドライヤーつき」とあったため、安心していたのですが、どの操作をしてもドライヤーが作動しませんでした…。
これも私のシャワールームだけ?と思い、同行者にドライヤーが使えたか聞いてみましたが、彼のシャワールーム備え付けのドライヤーも動かなかったそう。ラウンジを退出するまで2人揃って髪の毛が濡れたままでした…。ここは改善が必要ですね。
ドライヤーのすぐ脇には、おしゃれな木製トレイに入ったアメニティが。シャワーキャップとアメニティキット、歯ブラシとコームでした。
歯ブラシはエコノミークラスの機内アメニティと同じような印象でした。ブラシは大きめです。
アメニティキットはコットン、綿棒、爪やすりの3点セット。これまでのラウンジアメニティで爪やすりが入っていたものを見かけたことがなかったので新鮮でした。
アブダビ国際空港・Al Dhabiラウンジの基本情報
場所 | ターミナル1のセキュリティチェックエリア横 |
営業時間 | 毎日24時間営業 |
設備 | フリーWi-Fi、書籍、ソフトドリンク、アルコールドリンク、ホット・コールドミール、シャワー、トイレ、テレビ、喫煙室 |
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