マイルはビジネスかファーストで使うとこれだけお得!
- 2016/6/21

目次
貯まったマイレージの使い方
マイレージがそこそこ貯まったのですが、どうすればいいのかわかりません。といういささか贅沢な人から質問を受けることがよくあります。そんなときにするアドバイスの一つに「できればビジネスクラスかファーストクラスの特典航空券を利用してみては」ということがあります。
もちろんふだんは高くてなかなか購入できないビジネスやファーストクラスを利用するチャンスであるということもあります。ですが、それよりも大きいのは費用対効果という点。
サービスクラスごとの有償航空券と必要マイル数の比較
ちなみにここでサービスクラスごとの有償航空券と必要マイル数を比較してみましょう。
航空券の相場(2016年10月下旬)
東京からパリまでエールフランスで行く場合、エコノミークラス10万1,870円、ビジネスクラス56万4,396円、ファーストクラス150万4,640円です。
エコノミークラス | 10万1,870円 |
ビジネスクラス | 56万4,396円 |
ファーストクラス | 150万4,640円 |
エコノミークラスの費用を1とすると
1対5.5対14.8となります。
マイレージの無料航空券の必要マイル数
ところがマイレージの無料航空券の必要マイル数(デルタ航空スカイマイル・ファーストクラスはKEスカイパスでの必要マイル数)は
エコノミークラス10万マイル、ビジネスクラス16万マイル、ファーストクラス 18万マイルです。
エコノミークラス | 10万マイル |
ビジネスクラス | 16万マイル |
ファーストクラス | 18万マイル |
エコノミークラスの必要マイル数を1とすると1対1.6対1.8
となります。
この対比をみるだけでも、いかにビジネスクラス、ファーストクラスの特典航空券の必要マイル数が低くおさえられているのかおわかりいただけると思います。
ただし、ビジネスクラス・ファーストクラスの特典は予約がとりづらいという傾向があります。そのため、行き先や日程などには幅をもたせて検索してみましょう。また、2席以上だと空席がなくても1席なら空いているケースも少なくありません。
マイレージでビジネスクラスに乗るオススメの便
ビジネスクラスに乗りたいけれどもそこまでマイル数がないという方におすすめなのが香港線。JALマイレージバンクだと40,000マイル、ANAマイレージクラブだと35,000マイルから往復できます。
香港線は香港エクスプレスやバニラエアなどLCCの参入によってエコノミークラスの相場はここ数年で大きく下がりました。しかし、ビジネスクラスについてはLCCと競合関係にないこともあり、相場がほとんど変化していません。それだけに特典で利用するのが狙い目であるといえます。
マイルでアップグレードはお得なのか?
ビジネスクラス・ファーストクラスについてふれたので、ついでによく質問されることについてふれておきたいと思います。
「マイルを使ってアップグレードしたいのですが…」
結論からいうとあまり得とはいえません。
お得ではない理由1
理由のうち一つはマイレージでアップグレードが可能な航空券はエコノミークラスでも比較的高額のものが多いので、結局出費がかさんでしまうということ。
お得ではない理由2
もう一つはビジネスクラスの特典航空券と比較して、マイルでのアップグレードの必要マイル数は多めに設定されているということです。
お得になる場合もある
ただし、海外発券などを駆使して安いにもかかわらずアップグレード可能なエコノミークラスの航空券を所有している場合や、上級会員を維持するために有償航空券を買わなければならないが、マイルも消費しなければならないといった状況にある人の場合はそのかぎりではありません。
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