ウクライナでは80円でオペラが観られる!

  • 2016/7/1
ウクライナ国立歌劇場

ウクライナでバレエを鑑賞

先週、ウクライナに行ってきました。おもな目的はチェルノブイリ原子力発電所の見学だったのですが、せっかくウクライナに来たので、ウクライナ国立
歌劇場(キエフオペラ・キエフバレエ)に行き、バレエを鑑賞してきました。

ウクライナ国立歌劇場

<日本では味わえない歌劇場の雰囲気が堪能できる>

チケット代はわずか80円

驚いたのはその価格です。前から2列目という好条件にもかかわらず、チケット代はわずか1200円(300グリブナ)。一番安い席にいたっては80円(20グリブナ)と、日本では缶ジュースすら買えない金額で2時間たっぷりオペラやバレエを堪能できてしまいます。

ウクライナのオペラ・バレエ

<最前列に近ければオーケストラの演奏を眺めながらオペラやバレエを楽しめる>

ウクライナ国立歌劇場がオープンしたのは1867年のこと。その後、建物は火災で焼失し、現在残るネオ・ルネサンス様式の歌劇場は1901年に建てられたものです。

ウクライナ国立歌劇場(英語)

http://www.opera.com.ua/en

ウクライナ国立歌劇場 オープン

<6月のキエフは日が長い。夜9時に演目が終わってもまだ日は沈みきっていない>

バレエ・チケット 予約の方法

チケットの予約は公式サイトで行うことができます。まずはホームページを下にスクロールし、自分の希望する公演(日付)の公演名をクリック。さらに「Buy a ticket」と書かれた茶色いボタンをクリックするとチケットの予約ページに飛びます。劇場の座席表が出てくるので、自分の希望する座席をクリックします。このページは残念ながらウクライナ語しか表示されませんが、座席を選んだ後、右下の「Замовити」というボタンをクリックします。

チケットの予約

<予約は英語・ウクライナ語になるが、このサイトの説明にしたがえば予約はそれほど難しくないはずだ>

次のボックスには

Ім’я(名)

Прізвище(姓)

Email(メールアドレス)

Телефон(電話番号)を入力後、チェックマークをいれ、ボタンをクリックします。すると右側に黄緑色のボタンがあるので再度クリックすると、支払いのページ(Secure payment service)に飛びます。ここでVISAカードかMASTERカードで支払いをすませ、メールでとどいたバーコード入りのEチケットをプリンターで出力し、当日劇場に持って行けば大丈夫です。

あまり座席にこだわらなければ当日劇場左手の窓口で購入することもできます。

キエフオペラ・キエフバレエとは

キエフオペラ・キエフバレエは毎年夏になると日本など海外で公演を行うため、キエフではみられなくなりますが、それ以外の時期であれば公演を行っていることが多いです。私の知り合いは格安ということもあり、キエフ滞在中は毎日のように通っていたそうです。

ただし、英語の字幕などはないので、あらすじなどは事前に自分で調べておいたほうがよいでしょう。その点、せりふのないバレエは外国人でも理解しやすくおすすめといえます。

キエフはオペラだけでなく、食事など旅行にかかる物価が全体的に安い国です。日本や西ヨーロッパではなかなかできない少しぜいたくな旅行も可能といえるでしょう。ウクライナは日本人ならビザなしで気軽に訪問することのできる国。

ウクライナほどではありませんが、東ヨーロッパや旧ソ連の国はこうした歌劇場のチケットの価格は低めに設定されていることが少なくありません。ふだんはなかなかこうした劇場に足を運ばないという人も調べてみてはいかがでしょうか。

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橋賀秀紀

橋賀秀紀トラベルジャーナリスト

投稿者プロフィール

筑波学院大学非常勤講師。東京都生まれ。著書は『エアライン戦争』(宝島社)など。渡航国数107か国。海外渡航暦は200回以上。記事内容・取材依頼についてはhashigahideki@gmail.comまで。

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