「航空会社未定」の航空会社を特定する方法
- 2016/3/21
気になる「航空会社未定」
格安航空券やツアーなどを利用する際によく目にするのが「航空会社未定」。とりあえず飛行機に乗って目的地につければよいと考えているならいざしらず、マイレージを貯めたい人にとっては、航空会社がANAなのか、それともアエロフロートなのか…といったことはなんとかして知りたい情報です。
※ヤフートラベルの海外航空券の最安値は「航空会社未定」のことが多い。
そこで今回は、「航空会社未定」の航空会社をどこかをできるだけ特定する方法をお伝えしたいと思います。
2種類ある「航空会社未定」の仕組み
まず航空会社未定といっても2種類あることをおさえておきましょう。
ひとつは航空会社のブランドイメージを崩さないために、本来は航空会社が確定しているのに、あえて航空会社名をふせているパターン。
もうひとつはホールセラーと呼ばれる航空券の卸業者が複数の航空会社からブロックで席を確保していて、出発日が近づかないと特定できない場合です。
「航空会社未定」の航空会社を特定する方法
前者の場合は、電話かメールなどで教えてもらえることもあります。もっとも近年はガードが堅い傾向がありますが、、。
経由地から見破れることも少なくありません。たとえばヨーロッパ行きの格安航空券でモスクワ経由とあれば、もうこれはアエロフロート以外に考えられません。
もうひとつは就航都市から絞り込む方法です。あらかじめ各航空会社の就航都市を確認しておき、それと航空券の広告にある就航都市を照らし合わせることで、航空会社がある程度特定できることがあります。
有効期間、予約のタイムリミットなどヒントは多い
有効期間も大事なチェックポイントです。たとえば欧州行きで航空会社未定となっており、料金が安く180FIXとなっていればカタール航空の可能性が高くなります。同様に最低滞在日数が航空会社によって異なるので、そこから推察することもできます。
また、「アジア系北回り」ということばは韓国か中国の航空会社を意味しています。「ヨーロッパ系」にはアエロフロートや、2016年から成田線に就航を開始したLOTポーランド航空(ワルシャワ経由)も含まれます。
また、25日前や35日前までの予約にかぎる(アーリーバード)という条件から航空会社を推察できるケースも。 また、「トラベルコちゃん」のように安い航空券から順番に掲載されるサイトなら旅行会社によって航空会社名を公開しているところとしていないところがありますが、同じ航空券なら価格帯がほぼ同じなのでそこから類推することができます。
パッケージツアーの予想は難しい
パッケージツアーは、格安航空券よりも航空会社名の特定がしづらいといえます。ツアーの場合も基本的にはある航空会社で予約を確保しているのですが、仕入れや在庫の状況によって航空会社の変更の可能性があります。その際、事前に航空会社名を告知しているとトラブルとなるので名前を控えているわけです。
これについては、経験的にこの旅行会社はどこの航空会社とのパイプが強いかなどをその旅行会社が扱っている商品などから類推するほかなさそうです。たとえば、特定の航空会社のキャンペーンを多く出しているようであればその航空会社が使われる可能性は高まります。
このほか、出発時間帯など、行程表から読み込む情報でも、ある程度は絞り込むこともできます。
もちろん今回挙げたものは、すべて可能性をたかめるものであって100%ということではありませんのでご用心を。
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